コンテンツに移動
Movable Type

Movable Typeは、日本製CMSです。

Movable Typeは、国内企業が開発・サポートするCMS(Contents Management System)です。大規模サイトに対応しやすいマルチブログにも対応したコンテンツ管理機能を持っています。

Movable Typeは、20年以上前に公開されたブログシステムですが、現在でも多くの国内企業や大学・官公庁等に利用されているCMSです。

当社が、Movable Typeを使う理由は、2011年アメリカ本社から事業継承し、その際従業員による企業買収(EBO)をしたことです。

このことは、ユーザーに取っても、デベロッパーに取っても、Movable Typeが、国内CMSとし再出発を果たし、外部要素の影響を排除し常に製品の最適化を進める環境が整ったと考えるからです。

CMSの整理

当社が、初めて利用を始めたMovableTypeはのVer3でした。その頃は、一般的にCMSとは呼ばず「ブログツール」と呼ばれていました。

実際にMovable Typeを使い始めて、「プロフェッショナル ウェブサイト」などのテーマを元に試行錯誤を繰り返し、最終的に自社で独自のテーマを作成する事で、Movable Typeを使った自社サイトの運用や、お客様へのサービスを始めるようになりました。

その後、Ver積み重ね、今ではVer8となり、SixApart社もMovable TypeをCMSとして提供しています。

一方、無償で使えるシェアNo1のWordPressや、ほかにも多くのCMSもリリースされています。どのCMSが良いか、メリット・デメリットを公開しているサイトもありますので、当サイトとしてCMSの比較や、機能解説はしません。

以下に、一般的なCMSの利用時の目的・要件を記載します。

専門知識不要

HTML、CSS、JavaScriptなどの知識が無くても、だれでもウェブページの追加・更新などが出来る。

コスト削減

アウトソースが不要で、インハウス化できるのでウェブサイトの管理費が大幅に削減できる

スピーディー

社内でのコンテンツ制作が出来るので、公開までスピーディーに対処できる。

当社のCMS観

ウェブサイトでは、このように「簡単」 「便利」 「誰でも」 「迅速」 そして 「コスト削減」 と紹介しているケースが多く見受けられます。

しかし、スマートフォンの登場で、レスポンシブル、モバイルファーストなど、ウェブサイトのページの機能要件が増大しています。

また、UXの観点からもウェブページ内のボタン色や、フォントサイズに工夫が必要になってきます。

機能要件増加に伴い、CSSに多くのデザイン要素を用意したり、フロントエンドJavaScriptの拡張も必要になってきました。

果たして、CMSは、簡単、便利、誰でも、迅速にコンテンツを作成し公開できるのでしょうか?

レスポンシブル化

レスポンシブルに対応したコンテンツ作りの知識が必要になる。ページレイアウトごとのルールが必要となる。

当社は、当初独自のCSSでレスポンシブルを実装していました。デザインの変更が必要な際、CSSの知識を持たないエンドユーザーが「簡単にホームページを作れる」という要件から外れてしまいます。

そこで、情報の豊富なBootstrapをCSやJavaScriptのコアとし利用する方式でのサイト公開を始めました。Bootstrapはフロントエンドツールで多くのサイトで利用されています。レスポンシブルも、UIも一定の基準でエンドユーザーにも対処可能となります。

UX対応

UX(ユーザーエクスペリエンス)への対応も今どきのウェブサイトには重要な要件です。

ボタンの背景色と文字色のコントラストや、サイト内のフォントサイズは、UIのチェック要素です。

Bootstrapはフロントエンドツールの良さは、コンテンツ内のCLASSで、エンドユーザーでも背景色、文字色、フォントサイズの変更が可能なので、ツールでチェック後、改善を促されたコンテンツへの対処できます。

ページスピード

Googleは、ページスピードを重要視しています。Bootstrap5以降、脱jQueryでも、ページスピード悪化の要因になります。

コンテンツ内で、専門的に遅延読み込みなどを意識的に設定しても、普通では解消できません。せっかく静的ファイルを生成できるMovable Typeを利用しても、今どきのホームページには、難題が待ち受けています。

最近のホスティング環境は、nginxというリバースプロキシサーバーを利用していますが、nginxに、gzip配信機能が備わっていますので、これらを利用する事で、ページスピードの改善が可能となります。

インハウス化

前述の内容を踏まえ、エンドユーザーがCMSを利用し、コンテンツのインハウス化を行う際には、エンドユーザーが実際に行う作業をコンテンツに特化した作業に限定することが重要です。

CSSやJavaScriptなどデザインや機能は、可能な限りプロに任せて環境を整備し、エンドユーザーは、コンテンツ内の作業で対応できる範囲で、多様な公開ページを作成する事が重要です。

これらの要件を満たす環境を整備済みのCMSを利用し、エンドユーザーは、自社の発信すべき情報を整理した上で、コンテンツ化する作業に特化することが、CMSを活用する事につながります。

Movable Typeは、このようなコンテンツインハウス化に最適な環境を整備しやすいCMSです。

Movable Typeの強みを生かす

当社サイトは、Movable Typeの強みを生かし、オンラインプレゼンスの強化につながる使い方を紹介しています。

静的HTML

ページスピードが重視される今、スタティックファイルによるウェブサイトの公開は、表示速度の強みがあります。また、Webサーバーとの連携でその効果は最大限に向上させることが可能となり、UX(ユーザーエクスペリエンス)の向上にもつながります。

独立型システム

Movable Typeは、CMSプログラムと、生成されたコンテンツを異なるPathで運営できるので、外部からの侵入対策がしやすい仕組みになっています。また、パスワードクラッキングにも一定回数でアカウントロック機能もあり、一定の運用ルール化で安心・安全に利用できるCMSです。

製品構成

Movable Type .netの登場で、低価格で公開環境のマネージドサービス付きのCMSを利用できるようになりました。大規模サイト向けにもニーズにあったマネジードサービス付きの製品が用意されています。また、自社が用意したウェブ環境で運用するソフトウエア版も、従来通り定期的なアップデートを行っています。

セキュリティ対応

運用中のMovable Type製品に影響の恐れ有る、公開環境に起こった脆弱性などの課題に対し、速やかにMovableType製品への対応を行なっています。マネージドサービスでの情報を活かし、全てのプロダクトへの対応を行ってくれます。

テーマ

Movable Typeのテーマは、サイト公開時に、サイトのデザインや、機能を一まとめにした便利な機能を利用します。このテーマには、デザインのCSSや、機能面でのJabaScript等を静的ファイルとして含めた構成で提供することができます。

Webサーバー

多くのホスティングサービスで稼働しますので、nginxやApacheで、gzip配信可能なWebサーバーを利用することで、Bootstrapもページスピードを最適化した環境で利用できます。

コンテンツ作成

ブロックエディタ、コンテンツタイプに代表されるコンテンツ作成用機能も充実しています。また、フォーム作成やサイト内検索に役立つサービスも用意されています。

DataAPI

当社では、コンテンツの作成をExcelで行い、Movable TypeのData API経由で、コンテンツを投稿しています。記事投稿時の画像(Asset)の紐づけも、ワンクリックで完了できます。また、項目数が増えると大仕事になるカテゴリの追加作業も 、Data APIで省力化を実現しました。